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恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
桐生さんがせっかくアルコール度数下げてパライソソーダを作ってくれたのに
「あんま飲ませるな」
ジロリと千佳ちゃんに視線を投げた拓真さんにカウンター越しに取り上げられてしまった。代わりに置いてくれたのはアップルタイザー。
……
アップルタイザーは好き。リンゴ好きだし、美味しいし。でも……ちょっと残念に思ってしまった。
隣の千佳ちゃんは美味しそうにゴッドマザーと言うカクテルを飲んでいて。ウオッカとディサローノアマレット(杏の核のリキュール)だから結構アルコール度数の高めなカクテルなのに、もう何杯目?
千佳ちゃんはあんまり顔色が変わらない。
「凄いなぁ……」
じっと見てたら、思った事がそのまま口から出ていた。
「うん?」
グラスを口にあてながら千佳ちゃんがこっちを見る。少し細められた目。その奥にトロリとした熱を感じてドキドキした。
「あ、あんまり、顔に出ないなぁと思って」
「……アルコール?」
「うん」
じっと私を見詰めながらグラスを傾ける。淡い琥珀色のカクテルを口に含んでグラスを置いて。男の人とは違うなだらかな喉仏がゆっくりと上下に動いた。
「あんま飲ませるな」
ジロリと千佳ちゃんに視線を投げた拓真さんにカウンター越しに取り上げられてしまった。代わりに置いてくれたのはアップルタイザー。
……
アップルタイザーは好き。リンゴ好きだし、美味しいし。でも……ちょっと残念に思ってしまった。
隣の千佳ちゃんは美味しそうにゴッドマザーと言うカクテルを飲んでいて。ウオッカとディサローノアマレット(杏の核のリキュール)だから結構アルコール度数の高めなカクテルなのに、もう何杯目?
千佳ちゃんはあんまり顔色が変わらない。
「凄いなぁ……」
じっと見てたら、思った事がそのまま口から出ていた。
「うん?」
グラスを口にあてながら千佳ちゃんがこっちを見る。少し細められた目。その奥にトロリとした熱を感じてドキドキした。
「あ、あんまり、顔に出ないなぁと思って」
「……アルコール?」
「うん」
じっと私を見詰めながらグラスを傾ける。淡い琥珀色のカクテルを口に含んでグラスを置いて。男の人とは違うなだらかな喉仏がゆっくりと上下に動いた。