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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第11章 仕掛けた罠。


入って来た私たちに気付いた政臣は、
妖しい笑みを浮かべ声をかけてくる。


『ここに何の用だよ?湊〜。』


湊は私の肩を抱きながら、
ツカツカと政臣の方へ歩き出した。


『相変わらず気持ち悪ィことやってんな?』


『お前に関係あんのか?』


『あー。
色んな意味で関係あるんだよ。』


湊は何かを含んだような口振りで政臣に言葉を返した。


『日和はお前の女じゃねぇだろ?』


湊は政臣の言葉を聞いてククっと笑う。


『俺の女だよ。』


湊は言葉を返すと、私の体をグイっと抱き寄せ、突然唇を重ねてきた。



‼︎‼︎‼︎



不意打ちをくらった私は、焦って離れようとするが、湊に腰をギュっと抱かれ動けなかった。



そんなことよりも…



湊が絡ませてくる甘いキスが、気持ちいいとさえ思ってしまった私は、気付くと力無く身を委ねていた。



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