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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第12章 俺のこと…
『つーかお前。
授業始まってっけどいいの?』
「え…。
あ″ーー⁉︎⁉︎ギャーッ‼︎‼︎ダメ‼︎」
湊とのことを聞かれて、ここに避難して来たけど…
授業のことをすっかり忘れていた。
そもそも、コイツの所為じゃないか‼︎
『ククッ。2ーB 佐々木 日和。
至急、生徒指導室へ来なさい。
お前、何回呼び出しくらってんだよ。』
「え…と…?何回だっけ?1..2..」
私は記憶を辿りながら、ひとつずつ指を折って数えていた。
『バーカ。数えてねぇで早く戻れよ。
本当お前ウケるわ。天然。』
「わわぁぁ⁉︎マジ急がないと‼︎‼︎
って…。
天然違うわ‼︎これ以上、変なレッテル増やさないでよね‼︎」
湊はお腹を抱えながら笑い
『早く行け』
と追い払うように手をヒラヒラと仰いだ。
私は屋根から飛び降りて、猛ダッシュで階段を駆け下りた。
教室に戻り後ろのドアからソロ〜っと入ると『佐々木〜。バレてんぞ。早く席に着け。』と教科担に大声で指摘された。
私は「あはは…。」と苦笑いを浮かべると、自分の席へと座った。