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第16章 この気持ちは…

仁ちゃんと侠さんに散々飲まされた俺。


でも頭ん中では色んな事を考え過ぎてて、ちっとも酔えなかった。


そんな俺の隣でベロベロになってるコイツ。


あんだけ飲まされればこうなるか…


『仁！車で来てんだろ〜？
よし！お前ら泊まってけ！

おい日和！お前ぇちゃんと部屋で寝ろよ！湊〜。悪ィけど、このバカ部屋に運んでくれっか〜？お前もそのまま寝ろ〜。』


侠さんは俺と仁ちゃんに泊まっていけと言った。


家に帰っても１人だから心配されることもねぇけどさ。


侠さんは心配しねぇのかよ…


コイツの部屋で寝ろって言ってっけど…




俺は日和を抱きかかえると、２人に挨拶してリビングを出た。