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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第16章 この気持ちは…


あー。
なんか今日はヤベぇな。



コイツの色んなとこを知ってから
やけに鼓動が跳ねてうるせぇ…



側にいると触れたくなっちまう。
離れて寝た方が良さそうだ。



俺は声をかけ『ソファ借りんぞ。』と離れようとすると、日和はキュッと俺の手を握ってきた。



「ソファで寝るとか優しいこと言わねぇって自分が言ったじゃ〜ん。はい。どうぞ。」



日和は布団をあげると、
ポンポンと自分の隣を叩く。



(は?)



あー。そういえばあの時…
そんなこと言ったっけ。



どうすっか…この状況。



あー。マジで。
意思弱ぇな。俺…。



俺は日和に手を引かれるまま、ベッドに上がると隣に横になった。



ラブホはキングサイズのベッドだったから、肌が触れ合うことも無かった。



けど…
このセミダブルのベッドは
コイツの温もりを直に感じる。



フワッと鼻をくすぐる柔らかい髪からは、ほんのりと甘い香りがした。



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