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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第2章 変な女。
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私の腕から手を離すと、綾瀬は思い切り睨んできた。
『声出すとか叫ぶとかしろよ!』
綾瀬の低く鋭い声に、
一瞬ビクッと肩が揺れる。
綾瀬はハッとして、ばつが悪そうに
顔を逸らして謝ってきた。
『…悪い。声荒げてしまって。
あーいうの、イライラするからさ。
ビックリさせたよな。
って…おい‼︎』
私は堪らずその場から走り出した。
恥ずかしさと、悔しさ。
あの場から、逃げ出したかった。
(ムッカツクーーー‼︎
私だって抵抗したし!
思い切り足踏んだし!)
止まることなく改札の外へ出た。
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