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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第22章 温かい家庭。
私が遅れてリビングに入ると、兄貴は笑いながら湊の肩に腕を回していた。
(何がどうなってんの…これ。)
『おぉ‼︎日和もこっちに来て座れ!』
「え?..う.うん。」
『仁から聞いた。湊がお前のこと守ってくれたんだってな?』
(え″⁉︎うそでしょ⁉︎
あのことも知られたの⁉︎)
あの時はまだ、私は仁兄ちゃんだと気付いていなかった。
湊が助けてくれて、仁兄ちゃんが着替えなどの世話をしてくれたから、詳細を知ってるはず。
あんな事が兄貴に知られたとしたら..
『日和!』
「は.はい⁉︎」
『今まで俺のことで、お前を厄介ごとに巻き込んじまった。
でも今のお前には、湊みたいなイイ男がいるから、もう心配いらねぇな!』
突然どうしたのか…?
兄貴はまるで別れの挨拶でもするように、話し出した。