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第22章 温かい家庭。

４人で食卓を囲み、夕飯を食べた。

湊を見ると、楽しそうに兄貴やママと会話をしている。

そんな和やか雰囲気に、温かい気持ちになった。


不思議だな…

〝好きな人〟と私の家族が、仲良く話している様子を見てると、なんだか嬉しくなる。


兄貴はだいぶお酒が回っているのか、湊に絡みだした。


『湊！日和みたいなガサツな奴のどこが良いんだよ⁉︎俺の影響もあるけど、口悪いし生意気だぞ？』


「ちょっと兄貴‼︎
ガサツな奴って‼︎余計なお世..」


『日和は俺のことを、ちゃんと見てくれるからです。

確かに侠さんの影響を受けてると思いますよ？

律儀なところも、思いやりがあるところも、侠さんの影響じゃないですかね？』


私は湊の言葉を聞いて、ボッと火を噴いたかのように顔が熱くなった。