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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第24章 彼に守られて。
休憩時間の度に、ポケットの中で震える携帯。
ディスプレイを見ると〝非通知〟
出る度に『別れろブス‼︎』などと暴言を吐き捨てられ、一方的に切られてしまう。
(何がしたいのか…。)
直接言って来やがれっつーの‼︎
つーか、何で番号知られてんの⁉︎
毎回出るのも面倒になり、私は携帯の電源を落とした。
昼休憩になり売店に行こうと席を立つと、教室の入口から私を呼ぶ声に振り返った。
(今度は何?誰だよ…?)
そこには見覚えの無い女の集団がいる。
上履きを見るからして、3年生。
「私に何か用でも?」
『用があるから来てんだけど?
ちょっとついてきて。』
また呼び出しっすか…
嫌がらせやイタ電、呼び出し。
(本当、みんな湊が好きなのね..)
こんな毎日だと、湊が嫌にもなるわけだ。