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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第26章 脅された私は⁉︎


(何これ…。まさかさっきの…⁉︎)


私は誤魔化そうと必死に言葉を探すけど、鋭く見下ろしてくる湊の目に何も言葉が見つからなかった。


『何かあったんならちゃんと言え。
また嫌がらせされた?』


(どうしよ…何て言えばいいの…)


『俺はお前のこと守るっつったよな?
お前がちゃんと言わねぇと、守れるもんも守れねぇだろ。』


私は俯くとギュっと膝の上で拳を握り呟いた。


「何もない…」


『は?何もないって顔じゃねぇだろ‼︎』


湊は怒鳴ると私の顎を掴み、視線を絡ませようとする。


『俺の目ぇ見て答えろよ?何があった?』


そんな顔されたら…
もう誤魔化せ無いよ…


「昼間のこと..見られてた..
バラされたく無かったら..
放課後、図書室に来いって...」


《バキッ‼︎》


室内に響いた鈍い音にビクっと肩が揺れ、視線を向けると湊の拳が壁にめり込んでいた。



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