この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
モテモテ男の裏の顔⁉︎
第26章 脅された私は⁉︎
(何これ…。まさかさっきの…⁉︎)
私は誤魔化そうと必死に言葉を探すけど、鋭く見下ろしてくる湊の目に何も言葉が見つからなかった。
『何かあったんならちゃんと言え。
また嫌がらせされた?』
(どうしよ…何て言えばいいの…)
『俺はお前のこと守るっつったよな?
お前がちゃんと言わねぇと、守れるもんも守れねぇだろ。』
私は俯くとギュっと膝の上で拳を握り呟いた。
「何もない…」
『は?何もないって顔じゃねぇだろ‼︎』
湊は怒鳴ると私の顎を掴み、視線を絡ませようとする。
『俺の目ぇ見て答えろよ?何があった?』
そんな顔されたら…
もう誤魔化せ無いよ…
「昼間のこと..見られてた..
バラされたく無かったら..
放課後、図書室に来いって...」
《バキッ‼︎》
室内に響いた鈍い音にビクっと肩が揺れ、視線を向けると湊の拳が壁にめり込んでいた。