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第1章 呼び出し。

【 斉藤 愛奈】サイトウ マナ
愛奈とは子供の頃からの幼なじみ。
ずっと仲良くしてくれている。



基本的に、連むのが好きじゃない私。
学校でも一人で行動している。

周りに気を使うのも得意じゃないし…
ひとりの方が楽なんだ。



そんな私を気にかけてくれる愛奈は
とても面倒見がいい子だ。

背が高く、瞳もパッチリで綺麗な子。
性格も良い分、凄くモテる。

しっかりしているようで、どこか抜けているそのギャップがまた可愛い。




『もう。今日は一緒に帰る約束だったでしょ〜。』




「ゴメン！
明日、お茶して帰ろ？おごる。」




『分かった〜。パフェ食べちゃうもん♪』




「ははは。少しは遠慮しろっての。」



愛奈と話していると、校内放送が鳴った。




〔２ーB 佐々木 日和
至急、生徒指導室へ来なさい。〕




はぁ…
やっぱり呼ばれたか。


私はしぶしぶ生徒指導室へ歩いた。