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モテモテ男の裏の顔⁉︎
第9章 彼なりの優しさ。
『はぁ...。
本当、お前..面倒くせぇ奴だな..』
私は返す言葉も見つからず、俯いたまま膝の上でギュっと握った拳をみていた。
(湊には迷惑ばかりかけてしまった..
忠告してくれてたのに..本当バカだ...)
『バカ...』
湊はため息混じりに呟くと
私の頭をポンと撫でた。
『無防備過ぎるお前も悪ぃよ。
でもな。傷付けられたのもお前だ。
汚ねぇマネしてお前をヤった奴が
〝 一番悪ぃんだよ 〟
だからお前も傷付けらんねぇように
自分をしっかり守れよ。』
拳の上にポタっと涙が落ちた。