この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第10章 目撃

さっき、宮本さんが言った通り

○○木工というのは、壁面収納から椅子・ソファーなどのファニチャー製品を手掛ける、老舗の家具メーカーだ。

特注家具の製造にも力を入れていて、うちの会社が創立したころから取引している。

立派な生産工場が、関西方面にあるんだけど

ここ都内の事務所にて、試作品や色サンプルの確認などを行っているんだ。


「はい、蓮見ちゃん。
加賀谷くんに頼まれてたやつ、これだよね」


4畳半ほどの小さな応接室。

淹れてくれた緑茶を飲んでいると、作業着を着た担当者が戻ってきた。

年齢は私のお父さんと同じくらいで、名前は山田さん。

手にタイルの色見本を持っている。


「光沢のあるやつが5色に、マットなのが3色」

「はい! 確かに!」

「もう、これが限界だから。
蓮見ちゃんからあのスパルタに言っておいてよ」

「うふふ♡ 承知しました♪」


遼くん、期限ぎりぎりまでOK出さないもんなぁ。

汗を拭きながら苦笑いする山田さんと一緒に、私も微笑んだ。


/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ