この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第21章 来世の、来世で

「お腹いっぱいだね」


服に砂が付くのとか、もうどうでもよくて

カフェから少し離れた砂浜の上に、私は腰を下ろした。

広大な海が目の前に広がって、波の音が心地良く響く。


「ぺー助とも無事再会出来て、良かったねユキ」

「うん、海の中を飛んでるみたいだった」

「………!」

「あのペンギンの水槽、よく出来てるよ。
あいつらにストレスがかからないように、うまく設計されてる」


私の右隣りに並んで座ったユキが、ふいにそんなことを言ったから

少し驚いて顔を横に向けた。


「造りとか……全然見てなかったわ」

「はは、普通そうだよね。
だけど俺、一応空間デザイン科だから」

「……!」

「必須実技のCAD、1ヶ月でバッチリマスターしたんだぜ♪」


私も空デにいたんだったと思い出すと同時に

得意げなユキを見て、彼が美大生であることを今更思い出す。


……私が居た頃は、単位ギリギリだったけど

良かった……ちゃんと通い続けてるんだ。



/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ