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第23章 Love is forever

.｡.:* side 春菜 *:.｡.｡.:**:.｡.｡.:**:.｡.｡.:*


『ねぇ、春菜。
私、謎なプロポーズされたんだけど』


……江ノ島からマンションに戻った、時刻は夜の８時。

急な夕立ちに見舞われて、部屋の外では今でも雨の音が響いている。


『俺はいずれお前と結婚するけど、先に言っておきたい事があるとか言い出して。
関白宣言かっての』

「け、結婚…！？」

『なんか突然電話かかってきてさ』


お風呂からあがって、着信履歴を見てかけ直すと

電話の向こうから、沙月の戸惑った声が聞こえてきた。


『うちは “ 二夫ー妻制 ” にしようって』

「……えぇ？」

『イケメン２人に囲まれて、お前は幸せもんだなと。
……幸せって、何？』

「そ、それってプロポーズなの？」


なんだか私がドキドキしてきて、携帯を持つ手に力が入ったけど


「………！」


ドアが開いた音が聞こえて、振り向くと

頭にタオルをかぶった、ユキが部屋に入ってきた。