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第23章 Love is forever

『まぁ、大分酔ってるっぽいし冗談なんだろうけどさ。
だいたい、夫になるもう１人は誰って話でしょ？』

「さ、沙月……」

『でね。
今から私、その意味不明な飲み会に呼ばれて行くんだ。
良かったら春菜も一緒に…』

「ごめん沙月。 今、ちょっと……」


ベッド脇の、ラグの上に座ってる私。

すぐ正面にユキが腰を下ろしたので、私は慌てて沙月の言葉を遮った。


「今、部屋にお客様が来てて……」

「………！」

『あ、そうなの！？ ごめんごめん！』

「う、うん。また週明けに話聞かせて？」

『オッケ！ じゃあまた月曜ね』


最後は元気な声に戻った沙月。

宮本さんのプロポーズはずごく気になるけど、携帯を耳から外した……


……その時


「…… “ お客様 ” って」

「………！」

「ほんと面白いね、春ちゃん」



タオルの下から、ユキの柔らかい笑い声が聞こえた。