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退魔風紀 ヨミ ~恥獄の学園~
第5章 堪えてみせる!
「ヨミ、大丈夫ですか?」

 教師が心配して再び声をかける。教室中の生徒が詠を見ていた。

「オイ、こいつ、もしかして……」
「なあ……アレってひょっとして……」

 男子生徒たちがざわつく。

(ああ……見られてる……私のだらしないイキ顔、見られちゃってるよぉ……)

 その瞳を潤ませる涙は、羞恥のためか、悦びのためのもか。そのとき、詠の頭の中に聞き慣れた笑い声が響いた。

《エシッ! エシシシシッ! 囮のお仕事ご苦労さんだお! でもちょっと熱心すぎやしないかお!》

(なっ……? この声は……)

《僕だお! テレパシーって知ってるかお? お前の頭の中に直接話しかけてるんだお!》

 念話能力。
 退魔風紀の中にもその力を持つ者はいる。だが、まさかギニーがそこまでの能力を持っていたとは思いしなかった。

《お前の頭の中のイキ声もちゃーんと聞かせてもらったお! エシシッ!》

 嘲りの言葉に、カッと頭に血が昇る。

(だ、誰のせいでこんなことになったと思ってるの!)

《エシシッ! そんなことより、そろそろお前を解放してやるお!》

(え……解放?)

《ああ、解放してやるお……》

 返事と同時にイメージが頭の中に送り込まれてきた。

「きゃあっ!」

 それは下半身を露わにしたギニーの姿だった。身長に似つかわしくない巨根がぶらりと股間から垂れさがっている。

(な……なんのつもり!)

《言ったお……解放してやるんお……オナニーばかりじゃ寂しいと思ってお! ホレ、僕のチンポ……使ってオナニーの毎日から解放されるお!》

 詠の頭の中でギニーの肉棒がむくむくと鎌首をもたげる。念話によるイメージのため目を背けようにも背けられない。巨大に勃起したその肉塊のイメージは、媚薬に犯された詠にとって、強烈に魅惑的だった。

(お、大きい……あんな……)

 イッたばかりだというのに、劣情の炎に焦がされて下腹部が熱くなる。詠の秘所がじんわりと再び水量を増す。それを知ってか、余裕の表情でイメージのギニーが腰を揺すって肉棒を躍らせる。

《ホラァ……遠慮すんなお! エシッ……エシシ!》


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