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BLACK WOLF~crime~
第5章 兎ノ涙
「やだ…っ、あぁぁあっ!イッ、く…っ、イクッ!!」

動けば動くほど体中を支えている鎖が肌に食い込んで来て激痛が走る。

けど、そんな痛さすら忘れてしまいそうなほどに…。

「イッ…イクッ、イク…っ、あぁぁっ!!」

ビクンッ、ビクンッと魚のように跳ねる体。


しかし━━━━━━━


「あっ、あぁっ!やだっ!!ひぅっ!取っ…もう、これ取ってぇぇぇぇぇっ!!いやあぁぁぁぁぁっ!!」

黒埼さんは再び椅子に座り直し私の様子を眺めている。

絶頂を迎えたにも関わらずバイブを抜いてくれる気配もない。

先程と同じように不敵な笑みを浮かべながら乱れる私の姿を見てるだけ。

「も、いやぁぁぁぁぁぁっ!!やめてっ!ぬ、抜いて…っ、あぁぁんっ!!」

首を左右に振り涙を流しながら必死に許しを乞うが、黒埼さんは肩肘を付きながらその様子を満足そうに眺めている。


…M字開脚になりながら、獣のように乱れ狂うこの姿を見られてるなんて…

こんな姿、出来るなら見られたくない。

例えそれが、冷酷な黒埼さんにでもだ。


「いやぁぁ…、もぅ無理っ!!あぁぁぁぁぁぁんっ!!ほ、本当にも、壊れちゃ、ああああっ!!」

黒埼さんに触れられることなく、血の通ってないこんな機械に弄ばれてるなんて、情けなさ過ぎる。

それでも、そんな感情に浸る暇なく絶頂はやって来る。

「ああああああっ!!イクッ、またイクッ…ああっ!!も、ダメッ!!だめぇぇぇぇ…っ!!」

「上の口は嫌がってても下の口は嫌がってない。嬉しそうにくわえこんでるが?」

「ひぃぃぃぃっ!!ああああっ!!ら、らめ…っ!!あ、も、あぅっ、あっ」


…息すら出来ない。

舌が縺れて呂律も回らない。

このままじゃ、快楽で死んでしまう。



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