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第7章 ＢＬとＧＬ

「あー……やっぱこれってマジバナだったンスか……」

さっきまですごいテンションで高梨とセックスしたいと志願していた彼女までが若干引きぎみなのを見て、花純の羞恥は更に強くなった。

「こんなの絶対に出版させないでくださいねっ！」

花純は藁にもすがる勢いで編集者に訴える。

「んー……幻野先生の上がりが遅れてるから、死んでも原稿貰ってこいって言われるンスよねぇ……それに出来もスゴくいいッスしねぇ……」
「別に『沼田花純』なんて一言も書いてない。花純だって自分のことが俺の作品に反映されることを喜んでいただろう？」

二人と花純の問題に対する温度差がありすぎた。
まるで気にしてない様子に花純は目眩を覚える。