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快楽の奴隷
第7章 BLとGL
「そんなに深刻に考えるな。誰もこれを読んで花純のことを思い浮かべたりはしない」
「そうかもしれないけど……」

言われてみれば高梨の言う通りで、この内容だけで自分とわかる人間はいないと花純も納得しかける。
それにやはり高梨の作品に自分の体験が文字として記されるのはファンとしては喜ぶべきことなのかもしれない。

「そうッスよ。むしろ自分の性体験を読んでもらい、ダンディな紳士や青臭い精子をパンパンに溜めた高校生が勃起して、オカズにしてもらうことを想像したら、自分はそれだけでオナニー出来るッス」

揺らぎかけた花純だったが森崎の変態的な発言で、一気に血の気が退いた。

「森崎っ!! お前は黙ってろっ!!」

叱りつけられ、残念な美女はシュンと黙りこむ。

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