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快楽の奴隷
第2章 ネットカフェでのオナニー
薄暗いネットカフェの店内で沼田花純は肌色のストッキングとショーツを膝まで擦り下げ、はしたなく脚を拡げていた。
仕事帰りというのに疲労感は一切感じないのは、異常な状況で脳が興奮しているからだった。

片手には先ほど書店で購入した官能小説を持ち、もう片手は露出した股の間に潜り込ませていた。
指はせわしなく動いており、濡れたその場所を優しく擦るように揉んでいる。

『もうこんなに濡れてる……』

もちろんこんな姿を誰かに見られたら身の破滅だ。
その恐怖の反面、誰かに見られたいという変態的な欲求もある。

『誰かここを弄って……指を挿れてぐちゃぐちゃに掻き回してっ……』

ネットカフェの個室内は警察当局の指導によって中が見えるように窓がつけられている。

しかしほとんどの人がその窓にブランケットを掛けて見えないようにしていた。
彼女もそれに倣い、ブランケットを掛けてはいるが、完全に覆いきれるものではなく、隙間から店内の薄明かりが忍び入ってしまっている。

しかしそのスリル感がなおさら花純の性欲を掻き立ててしまっている。

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