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美しい狼
第10章 乳飲み子
その日は
天気が良くて
要様の学校が休みっていうことも重なり
お弁当を作って
少し遠くの公園まで
ピクニックのお誘いをしてみました
最初
子どもみたいで嫌だと
断られるかと不安でしたが
たまにはいいなと
ご一緒することが出来ました
電車に乗っていると
生後3ヶ月ぐらいでしょうか?
赤ちゃんを抱っこした
お母さんが乗ってきました。
しばらくすると
赤ちゃんが泣き始め
なかなか泣き止まないので
なんと
お母さんは、電車の中で
おっぱいをあげ始めたのです
その姿にドキマギしていると
要様が独り言のように
呟きました
「あの赤ん坊
羨ましいな………」
親子を見つめる要様の
眼差しは
寂しげで
とても悲しくなりました
母親の愛情を知らず
どれほど
寂しい思いをしてきたのか
想像しただけで
目頭が熱くなりました
天気が良くて
要様の学校が休みっていうことも重なり
お弁当を作って
少し遠くの公園まで
ピクニックのお誘いをしてみました
最初
子どもみたいで嫌だと
断られるかと不安でしたが
たまにはいいなと
ご一緒することが出来ました
電車に乗っていると
生後3ヶ月ぐらいでしょうか?
赤ちゃんを抱っこした
お母さんが乗ってきました。
しばらくすると
赤ちゃんが泣き始め
なかなか泣き止まないので
なんと
お母さんは、電車の中で
おっぱいをあげ始めたのです
その姿にドキマギしていると
要様が独り言のように
呟きました
「あの赤ん坊
羨ましいな………」
親子を見つめる要様の
眼差しは
寂しげで
とても悲しくなりました
母親の愛情を知らず
どれほど
寂しい思いをしてきたのか
想像しただけで
目頭が熱くなりました