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美しい狼
第20章 かき氷と欲望
女の準備は長い
綺麗になる為の時間と思えば
気も楽に待てるが
待たされてる相手が
夏目となれば
話は別だ
いくら時間をかけても
同じことだろうに
痺れを切らしかけたところ
爺が準備が出来ましたと
夏目を連れてきた
俺は
息を飲んだ
そして
夏目を見た瞬間
激しく動揺した
持っていた扇子を落としてしまうほどに
「へっ変ですよね…」
恥ずかしそうに俯く夏目の様子は
俺の下半身を直撃した
アップにした髪から
のぞくうなじは
白く
か細く
薄めに施された化粧のせいで
唇は
なまめかしく煌めき
長めの睫毛が伏せられるたびに
色気がさした
藤色の生地に咲く朝顔は
夏目の魅力を最大限に引き立てていた
こんなに
美しい女だったのか
今すぐにでも抱きたい
だが
夏目を俺のものだと
見せびらかしてから
食うのも悪くない
「お前にしちゃぁ、上出来だ
ほら、行くぞ」
俺は
夏目の手を引き
歩き出した
綺麗になる為の時間と思えば
気も楽に待てるが
待たされてる相手が
夏目となれば
話は別だ
いくら時間をかけても
同じことだろうに
痺れを切らしかけたところ
爺が準備が出来ましたと
夏目を連れてきた
俺は
息を飲んだ
そして
夏目を見た瞬間
激しく動揺した
持っていた扇子を落としてしまうほどに
「へっ変ですよね…」
恥ずかしそうに俯く夏目の様子は
俺の下半身を直撃した
アップにした髪から
のぞくうなじは
白く
か細く
薄めに施された化粧のせいで
唇は
なまめかしく煌めき
長めの睫毛が伏せられるたびに
色気がさした
藤色の生地に咲く朝顔は
夏目の魅力を最大限に引き立てていた
こんなに
美しい女だったのか
今すぐにでも抱きたい
だが
夏目を俺のものだと
見せびらかしてから
食うのも悪くない
「お前にしちゃぁ、上出来だ
ほら、行くぞ」
俺は
夏目の手を引き
歩き出した