この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
危険な相部屋
第20章 カミングアウト
食堂に着くと、拓海君と相田君に出会した。
「龍牙!それマズイだろっ…あ、相田!コレはな!えーっと…」
「俺と奈緒付き合ってるから」
私達の事情を知っている拓海君は龍牙の発言に唖然としていた。
「へぇ、そうなんだ」
「オイ!相田!何普通に受け入れてんの!?」
「え?だって、二人仲良かったし。奈緒普通に可愛いから仕方ないんじゃね?奈緒が男の方が好きならくっ付くかなって思ってたし、そんな人数いないけどそういう奴等他にもいるじゃん」
「いるの?それ知らないんだけど!」
その後も、クラスの人達に手を繋いでいる事をつっこまれる度に龍牙は私と付き合ってる事を話してくれた。
そして、思っていたよりもみんな寛大で私達はクラス公認のお付き合いになった。
しばらく桃ちゃんは学校を休んでいたけど、拓海君に殴られた顔の怪我が治ると復帰して私達とは関わらなくなった。