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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
電車で拓海君のお家の最寄り駅まで行って駅前のスーパーでお夕飯の材料を買って、拓海君のお家へと向かった。
しばらく歩いていると高級住宅街に入る。
まさか…家この辺じゃないよね?
しかし、そのまさかだった…。
拓海君のお家はすごく大きかった。
嘘でしょ…拓海君ってお金持ちなの?
「親いないから緊張しなくて大丈夫だから」
「……はい…お邪魔します」
うちの学校も私立だから、家が大きい子も多いけど今まで行ったお家の中でダントツで大きい…。
お家の中の家具とかも高そうだ。
「拓海君のお家…すごいね」
「あぁ、家具?親父の趣味だよ。家にいる時間少ないくせに超無駄」
「家具もだけど!…私なんかが彼女で大丈夫?」
「はい!?全然大丈夫だし!なんで急にそんな事言うんだよ!?」
「だって…うちこんなお金持ちじゃないし、いずれ拓海君のご両親に挨拶する事になったら絶対うちの息子とは別れてくれって言われちゃうよ!」
「ないから!そんな心配いらないよ…あー、ほら腹減ったし夕飯早く作らね?」
「そ、そっか…うん。作ろ」
今日挨拶するわけじゃないんだった…大丈夫…。