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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
そんなある日の事だ。
朝教室に行くと、奈緒が嬉しそうに俺の所に走ってきた。
「拓海君、おはよーちょっといいかな?」
「おはよう!何?龍牙飽きた?俺に乗り換える?」
こうして奈緒との絡みがあると、つくづく共学だったらなと思う。
「ううん!」
「わかってるよ!そんな即答すんなよ!で?何?」
「えっとね、今度の土曜日暇じゃないかな?私が前に通ってた高校の文化祭があって龍牙と行くんだけど、拓海君も一緒にどうかなって…」
奈緒の前の高校…女子高だ!
「行く!絶対行く!」
「良かったぁ…私、女の子として行くから他の人には内緒だよ?」
「あぁ!よっしゃ!女子高の文化祭とかテンション上がった!」
女子高の文化祭となるとチケット制のところが多く、高1の時に一度クラスの奴らと行こうという話が出たがチケットの入手方法がなくて断念したきりだ。