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危険な相部屋
第22章 プレイボーイ
思ってもみなかった展開にちょっと付いて行けてない。
私は拓海君と二人になってしまった。
「友ちゃん…あーっと…付き合ってるし、手とか繋ぐ?」
「はえ!?そうだね!」
拓海君もそう言って、私の手を握った。
あれ…彼氏と手繋ぐってこんな風に繋ぐんだっけ?
漫画とかでは、指を絡ませてカップル繋ぎみたいに繋いでたけど、やっぱりあれは漫画だもんね。
リアルでは、手繋ぐって小さい頃にお友達と手繋ぐのと変わらないよね。
漫画の情報危ない…経験ないのバレる所だった。
「…しかし、女子校って本当に女子ばっかりだよなぁ、いつも男ばっかだから違う世界にいるみたいなんだけど」
「いつも男の子ばっかりなの?拓海君って男子校?」
「そうだよ?しかも、男子寮だし」
「ん?奈緒と同じ学校なんじゃないんだ?」
奈緒と拓海君も仲が良さそうだったから、勝手に奈緒の学校の友達だと思ってたけど違うのかな?
すると、拓海君は言葉を詰まらせた。