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お前は俺のxxx
第12章 守るための拳。
結愛から聞いたという話は
壮絶な内容だったーー
顔がこんなに腫れる程
あの男は結愛を殴った。
話を聞いて、真っ先に切れたのは流星だった。
流星は片っ端からツレに電話をかけ
あの男を探している。
俺がこの手で…
あいつを潰してやるーー
大事な女を傷つけられた俺は
もう歯止めが効かない。
『やっぱり、俺が思ってた通りだ。』
碧の声はこれ以上にない程低く
そう呟いた。
『カフェで見たとき
何か違和感を感じたんだよ。
一見、優しく見えるあの男には
違う何かがあるような気がした。
結愛ちゃんの様子を気にかけてたんだけど…。まさか、こんなこと。』
碧も同じように拳を震わせていた。