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お前は俺のxxx
第12章 守るための拳。
俺の頭ん中で何かが弾けたーー
鼓動は煩いくらいに跳ね、
フツフツと込み上がる怒り。
(誰にやられた?
こんなに腫れるほど誰に殴られた?)
流星と碧に頼み、冷やす物を用意してもらう。
ついこの間、怖い思いをしたばかりの結愛…
こんなに傷つけられ
きっと怖かった筈だ。
俺はそっと結愛を抱きしめた。
俺の胸に顔をうずめ涙を流す。
結愛を抱きかかえると、ソファの上に寝かせた。
頭を優しく撫で、少しでも安心して欲しかった。
腫れた頬を冷やしてやる。
結愛から話を聞いたという香奈ちゃんが、ゆっくりと何があったのかを詳しく話し出した。