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お前は俺のxxx
第23章 波乱の前兆⁉︎


隣で何かが落ちる音がして、
足元を見ると携帯が落ちている。


あ…樹くんのかな?


私はテーブルの下に腕を伸ばしながら樹くんに声をかけた。


「樹くん、携帯落としたよ?」


『あ..本当だ。』


携帯を拾いあげ顔を上げた時、唇に柔らかいものが触れた。


え……?


私はビックリして口元を手で隠した。


い.い.いま..
キス...された..?


『ご.ごめん!急に顔上げたから!
当たっちゃったよね⁉︎ 本当ごめん!』


「あ.あ.私こそごめん‼︎
急に顔上げちゃって‼︎
じ.じ.事故だよ‼︎あははっ。」


そう。きっと事故だ。
ただ、ぶつかっただけ。


それからも普通に接していた樹くんに、私は戸惑うことは無くなっていた。


みんなに優しくて気さくで、すごく話しやすい人だと思う。


きっと颯太たちとは合わなかっただけなんだろう。


だってクラスのみんなとはこんなに仲良くしてるから。


人それぞれ合う合わないがあるからね…


「私ちょっと化粧室行ってくるね?」


立花くんに声をかけると部屋から出て、角を曲がると化粧室に入った。


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