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お前は俺のxxx
第27章 不穏な足音。


私が本棚の前に立つと、樹くんが聞いてきた。


『どの書籍?』


「あ。あのOOって著者の...」


樹くんは私の後ろから手を伸ばすと本に触れた。


『ちょっと待ってね..これ詰めて並べてあるみたい。』


樹くんは左手を棚に置き、私に覆い被さるようにして書籍に手を伸ばしていた。



(ちょっ⁉︎ 私、動け無いんだけど‼︎)



「あ..あの樹くん。私..やっぱ脚立取って来るよ!」


『大丈夫だ..
うわぁぁぁ⁉︎⁉︎』



え?



「キャーっ‼︎‼︎」


上から本がたくさん落ち、本棚ごと倒れてきた。


私は咄嗟にしゃがみ込み、頭を防いだ。
本棚は壁で止まっていて、本だけが落ちていた。


『結愛ちゃん!大丈夫⁉︎⁉︎
ゴメン‼︎‼︎俺の所為で。怪我して無い⁉︎』


「う..うん。大丈夫だよ。樹くんは?」


『俺も大丈夫だよ!あ...片付けなきゃ..
結愛ちゃんはこれ持って先に行って?
俺、一人でやるからさ?』


「え⁉︎いいよ!一緒に片付けた方が早いから、やっちゃおう!」


私と樹くんで書籍を棚に片付けていくことにした。


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