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お前は俺のxxx
第31章 失ったもの。


樹は、私の手を引き
Vogueというお店へ入った。



店内はさほど広くはないが
BARカウンターがあり

ビリヤード台とダーツが
1台づつ置いてある。



奥には円弧状にソファが配置されていて、大きなテーブルが一つ置いてあった。



そこには、他校の制服を着た人が集まっていた。



『よ〜。』



『お疲れ〜。樹。』



奥のソファへ行くと、樹は真ん中へ座りその隣に私を座らせる。



私たちを囲むように集団は座った。



まるで〝樹は偉い人 〟に感じた。



何なの…?
この人たち。



『誰〜?この可愛い子?
どこで見つけてきたんだよ?』


『ああ。俺の女〜。同じ学校だ。』


『まじ?高専にこんな可愛い子いた?』


『あ〜こいつだけ。
そして、あの上條の女だった。』


私のことを上から下まで、舐めるような目で見てくる。


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