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お前は俺のxxx
第32章 硬く握った拳。
『コイツの店を溜まり場にして、代わる代わる色んな女連れ込んで廻してるらしいんだよ。』
背中に冷たいものが流れる。
まこっさんの話を聞くと、その内容は考え難いものだった。
朝倉が通っていた工業高校の奴らが、原田の店を溜まり場にしていて、朝倉が連れてきた女をみんなで廻しているという話だ。
まこっさんはその事を知らなかったらしいが、後輩の店が昼間から開いてるわけも無い。
ましてや高校生が入れる場所でも無いことを不思議に思い、原田に電話した。
その話を聞き原田をここへ呼びつけた。ということだった。
俺が原田を睨みつけると、体を縮め俯いた。
原田の左頬は赤黒く腫れあがっている。
硬く握った拳は血が滲み
包帯を赤く染めていった。