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お前は俺のxxx
第47章 何してんの…?
まこっさんからもらったお好み焼きを食べ終わった頃には、そろそろ花火の上がる時間になっていた。
『もう少しで花火上がんな。』
「うん♪楽しみ♪」
『飯食ったら喉乾いたな。
途中で飲み物買ってくれば良かった。』
「もうちょっと時間あるでしょ?
私、そこで買ってくるよ!」
私が立ち上がろうとすると、
颯太は私を止めて立ち上がる。
『俺が行ってくっからお前はここで待ってろ。すぐ戻る。』
空と携帯の時計を交互に見つめながら、颯太の帰りを待っていた。
颯太が飲み物を買いに行ってから10分を過ぎていた。
すぐそこだと思うのだけど、なかなか戻って来ない。
もうすぐ花火が上がってしまう…
電話をかけようとしても、これだけの人混みで圏外になってしまっている。
「どうしよ…。颯太。遅いな…。」
不安に思いながら、携帯を握りしめていると
《ドンッ》
大きな音を立てて花火が打ち上げられ、空には大輪の花が咲き周りから歓声が上がる。
私は1人、空を見上げながら颯太の帰りを待っていた。
色鮮やかな花火が、夜空を明るく照らしているけど、私の心は颯太が隣にいない不安から、空を見上げる余裕も無くなっていた。