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お前は俺のxxx
第47章 何してんの…?
携帯を見るけど、やっぱり圏外で繋がらない。
時計を確認すると、あれから30分が過ぎていた。
「颯太…。」
周りからは楽しそうな声が聞こえてくる。
私は1人、颯太の帰りを待っていた。
(早く戻って来て…。)
暗い場所に1人でいることが心細くなってきた私は、人通りの多い場所へ…
まこっさんのお店で待っていようと、シートをたたんで通りの方へ歩いていると、少し離れた場所から男女の声が聞こえてきた。
(あ…ナンパか。お祭りだし、女の子だけのグループって結構いるからね。)
私は急いで通り抜けようとした時、聞きなれた声に歩く足が止まっていた。
離れていてよく分からないけど、聞き間違えるはずなんて無い。
いつも聞いてる優しい声…
鼓動がバクバクと音を立て始め、震える手をギュっと胸の前で握りしめると、恐る恐る声のする方へ足を進めた。
私の目に飛び込んできたのは…
やはり颯太の姿だった。
女の子の肩を抱き、耳元に顔を寄せて何か言っている。
離れているため、何を言ったのかは分からない。
でも…
女の子の顔はすごく嬉しそうで、その光景を目にしてしまった私は胸がギュッと押し潰されたかのように、跳ねる鼓動で呼吸が苦しくなった。