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お前は俺のxxx
第47章 何してんの…?


(ヤダ…嫌だ…。)


気付くと、私は逃げるように走り出していた。


涙が溢れ出しボヤける視界で周りなんて見えない。


さっきの颯太の姿を思い出したくなくて、周りを気にする余裕すら無くて…夢中で走った。


人の波に逆らいながら、人混みをかき分けるように進んでいた時、私を呼ぶ声が耳を掠めた気がしたけど、今すぐこの場所から抜け出したかった。


お祭り会場を抜けると、どこを歩いているのか自分でも分からない程、フラフラと歩いていた。


頭に過るのはずっとあの光景だけ…


振り払いたくても頭の中から離れていかない。


目の前に見えた、昼間立ち寄った公園に入ると中にあるベンチに腰掛ける。


走ったせいで鼻緒で靴づれした足がヒリヒリと痛んだ。


『もう…やだ…。』


私は膝を抱き顔をうずめた。


『お姉さん♪
こんな所で1人でどうしたの?
友達と逸れちゃった?』


突然声をかけられ、顔を上げると私の両隣りには男の人が2人座って顔を除き込んできた。


『うっわ〜!めっちゃ可愛い♡』


『マジで可愛いね〜♪
って、ぇ…?泣いてたの?』


私の顔はきっと涙でボロボロだ…


『せっかく可愛い顔してるんだから、
笑ってる方がもっと可愛いと思うよ♪』


『俺たちと遊びに行く?
楽しい事したら元気出るよ♪』


もうどうでもいい…


私はコクっと頷いていたーー



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