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お前は俺のxxx
第50章 あの頃には…
明日から、もう新学期。
私はお弁当の材料を買うために、
スーパーへ買い出しに出かけた。
いつもお弁当を作るのは2つ。
私のと…颯太の分。
明日…
ちゃんと向き合って話そう。
このまま逃げていても仕方ない。
私は手早く買い物を済ませると、
自宅へ帰ろうと歩いていた。
目の前から歩いてくる2つの影。
私の鼓動は嫌な音を立て、
咄嗟に建物の陰に隠れた。
そして私の前を通り過ぎて行く二人…
どうして…
何で……?
隣にいる人は誰…?
通り過ぎて行った二人の後ろ姿を見て、私はその場に力無く座り込んでしまった。
彼に寄り添い、腕に手を回す女の子。
それは間違いなく颯太の姿だった…
『お姉さん?大丈夫?
どこか具合でも悪いのかしら?』
私は声をかけられるまで、
しばらく動けずにいた。
「ぁ…すみません…。大丈夫…です。」
私は立ち上がると、声をかけてくれたおばさんにお辞儀をして、覚束ない足取りのままフラフラと家に帰った。