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お前は俺のxxx
第52章 好きな気持ちは…
『結愛ちゃん。顔上げて?』
「やだ…。」
私はまだテーブルに突っ伏したまま
顔をプルプルと左右に振った。
『結愛さーん?ほらこれ見てみ?』
私はそのままチラッと、碧の手にある携帯の画面を見てバッと顔を上げた。
「キャーー‼︎何これ⁉︎
可愛いー♡うさ...ぎちゃん?」
『うちのチビ太。
ホーランドロップイヤーっていう
耳が垂れたうさぎ。』
ディスプレイに写っていたのは、ミルクティー色のフワフワした小さなうさぎだった。
「ふわふわしてて気持ち良さそう♡
マンションはペット禁止だからな…」
『結愛ちゃんは動物好きなんだね。じゃあ家においで。チビ太と遊んでくれる?』
「お家にお邪魔していいの⁉︎
チビ太と遊びたい♡」
私の喜ぶ顔を見て碧はクスっと笑った。
『全然構わないよ?チビ太も喜ぶ。
このまま帰っちゃうか?』
私は「うん!」と大きく頷くと、2人でそのまま学校を抜け出した。