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お前は俺のxxx
第52章 好きな気持ちは…



『家まで送ってく。』


外を見ると空はあかね色に染まり始めていた。


陽が落ちるのも早くなり、何だかあっと言う間だな…



「あ‼︎チビ太にバイバイしてもいい?」



碧はクスっと笑い、チビ太の部屋に連れて行ってくれる。



「チビ太?」



私の呼ぶ声に反応して、チビ太がかまくらの中からピョコっと顔を出した。



「可愛い♡」



ケージの隙間から指を入れると、中から出てきておデコを寄せてくる。



「また会いに来てもいい?」



『いつでもおいで。でも…
チビ太だけじゃなく俺にも構ってね?』



碧は私を後ろからフワッと抱きしめた。



「わ.わかってるよ…」



『どうかな?チビ太に夢中で
俺のこと忘れてたからな?』



碧はイタズラな笑みを浮かべて私を見ていた。



「もう…意地悪…。」



私がプクっと頬を膨らませると、
碧はスッと指の背で頬を撫でた。



『その顔も可愛いな。』



そう言って優しい笑みを浮かべ、触れるだけの甘いキスを落としたーー


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