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知代の性活
第10章 一月 乱れる姿を自分で見ながら
 ようやく続木の指から解放された知代は、ぐったりと長椅子に崩れ落ちた。
 続木は、やっと力を取り戻した肉棒で、もう一度知代の中を味わおうと思っていると、スタジオの入り口の呼び鈴がなった。

 ビクっと知代が体を起こす。

 入り口のほうから郵便です、と声がかかる。
 二人の位置からでも、入り口に立った人がわずかに見える。
 向こうは気付いていないようだが、もし奥を覗き込まれれば、ブラジャー一枚の姿の知代と、知代の潮で濡れた床を見られるだろう。

 続木は舌打ちすると入り口のほうに向かいかけ、脱がされた知代の服を乱暴に掴むと自動販売機の陰に隠す。

 続木が向かい、郵便配達が背を向けた瞬間、知代は飛び出して、手近な部屋に飛び込んだ。
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