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知代の性活
第2章 五月 徐々に感度を上げていく体
 嫌なことは続くものだ、と知代は思う。
 満員の電車の中、後ろから見知らぬ男に貫かれながら。

 バスを降り、駅に辿り着くと、まずトイレに駆け込み、濡れた股間を処理しようと思った。
 下着はどうしようもないくらいに濡れている。
 この濡れた下着を履き続けるのは気持ちが悪い。
 スカートは膝まであるから、と知代は思い切って、下着を脱いだ。

 そして電車内。

 事故渋滞の影響か、電車はいつもより乗客が多く混雑していた。

 知代の尻を触った痴漢は、スカートの中に下着の手触りがないのをいぶかしんだ。
 
 電車はさらに混雑し、痴漢の手はスカートの裾から中へと進む。

 すでにぐっしょり濡れた股間に、痴漢は何を思ったか。
 
 大胆にもスカートを捲り上げ、後ろから尻の谷間をすべり、割れ目に痴漢のものが入ってくる。

 大きく腰を動かすことは出来なくても、電車の揺れに合わせて、微妙に腰を押し付け、痴漢は知代の尻に精液をかけた。

 もう自力で立っていられないほどに消耗し、体に残る快感の余韻がわずかな体の自由も奪い、思わず寄りかかってしまった男は、知代の無防備な様子を見て、触っても騒がないのではないのか、と考え始めた。

 これで今日四人目…

 何故自分がこんな目に…

 知代の体をまた、男の手が責める。
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