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甘くせつなく
第4章 俺のもの
声を押し消し人知れず泣いた

「有村・・・・・」

「お世話になりました、お見合いでもしてください、彼女でも秘書でもありません、出会ってもしらない人だから、翼、断ってくれなかった、いつもなかった、あの時も、見て見ぬふり、おじさまに襲われた時も・・・・・」

「おやじに?」


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