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彼と彼女の色々な関係~君に溺れて~
第1章 幸せなひととき
コーヒーを飲んでいる海斗の隣で、あたしはホットココアを飲む。
これもいつもの事。
そして今日あった事とかを話す。
こんななんでもないひととき。
あたしはとても好き。
海斗とだったらどんな時も楽しいし、嬉しいけれど
今みたいなひとときはとっても落ち付けて安心できる。
こんな穏やかな時がずっと続けばいい。
あたしは海斗を見上げる。
すると視線を感じた海斗があたしを見降ろして微笑む。
微笑み合うあたし達。
ほら、こんな時間
すっごく好き
好きが溢れる。
「莉愛菜。」
「海斗。」
「「好き」だ。」
二人の言葉が重なった。
額を合わせ笑い合う。
どちらからともなく重なる唇
大好きな時間
大好きな人
「海斗……大好きっ。」
幸せなひととき。
【END】