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第3章 性欲合宿、草創期

ただ、問題があった。
男子の選抜方法、だ。
女子は、男子しだいで、どちらにも転ぶからだ。
初代理事長の彼女は、考えあぐねたあげく、自分の甥っ子をこの女子だらけの中学校に放り込んだ。
「わが血筋ならば、まちがいない」
という考えだ。

この甥っ子の名前は、ソウタ。
のちに、この中学校の第３代理事長になる、その人物である。
（って、誰だよ？）

それでは、このソウタの苦労話、いや、極楽話をひとつ、語ってみようか。