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その瞳に…
第20章 戻ってきた日常
朝礼では、石井が言った様に、担任から昨夜公園に不審者が現れた事、その為に下校時間、教師と警察が学校周りを巡回する事、放課後は各部活の顧問が7:20に下校を促す為に部室顔を出す事が告げられた。

そして、帰りはなるべく二人以上での行動も告げられる。

教室からは、生徒の『まじで!?』『うわっ!なにそいつ最悪!』等、不満な声が上がる。

舞奈は、なるべく不自然にならないように、隣の席の子と不満を言いあった。

けれど、学校付近では良く変質者が出る為か、朝礼が終わるとその不満はすぐに収まり、生徒達は文化祭や別の話題で盛り上がった。

舞奈は、女子の切り替えの早さにほっとする。

あまりにも話題になりすぎると、気持ちが落ち着いたとは言え、何時ボロを出すかわからなかったからだ。

舞奈も気持ちを切り替え、日常に戻る。

授業を受け、友人達と楽しく過ごす。

たまに、佐田や大河とすれ違う事もあったが、不自然にならないように挨拶し、通りすぎる。

今朝守られた日常を、舞奈は壊さない様に、自然に振る舞った。

部活では、昨日話し合ったイメージ図を講師に見せ、許可が降りると、顧問との予算についての打ち合わせ、配置等を話し合っていると、すぐに下校時間になった。

「じゃあ、鍵は先生がかけるから、あなた達は今朝守られた言われた通り、複数で下校すること」

顧問に促され、舞奈達は『はーい』と返事をし、下校する。

「じゃ、舞奈またね~」

「うん、バイバーイ」

昇降口で、自転車通学の友人達と別れ、舞奈は正門に向かった。

(まだ、電車通学の子誰かいるかな?まあ、こんだけまだ、人がいるから大丈夫か)

華道部はほとんどが地元の子の為、電車通学の生徒は舞奈一人だった。

その達は舞奈は電車通学の友人をキョロキョロと探しながら、正門に向かう。

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