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その瞳に…
第23章 小さな秘め事
勢いで答える舞奈に、大河はクスッと笑う。

「凄く興奮した、の間違いじゃなくて?」

恥ずかしくて言えなかった言葉をあっさり言われ、舞奈は悔しくなる。

「それも、あります」

けれど、興奮したのは事実の為、舞奈はそれを認めた。

クスクスと楽しそうに笑う大河を見て、舞奈は何時もより何だか子供っぽいと思った。

「先生、何だか何時もよりいぢわるな気がします…」

何時もは、妖しさが混じる意地悪が、今は純粋に舞奈をからかって楽しんでいる様に感じる。

「そう?こんな僕は、舞奈は嫌かい?」

チラっと見てくる大河に、舞奈は首を小さく横に振る。

「嫌じゃないです…そんな先生も、好きです…」

「まあ、舞奈はドMだからね」

間一髪で入れられた言葉に、舞奈はまた真っ赤になる。

「やっぱり先生いぢわるです!?」

舞奈の叫びに、大河は声をあげて笑い出す。

楽しそうに声をあげて笑う大河に、舞奈はびっくりする。

けれど、見たこともない一面が、舞奈の胸をきゅんとさせる。

(なんか…先生可愛い)

前に啓介から、

『男に可愛いは、あんまり嬉しくないから言わない方が良い!』

と、言われた事があるので、口には出さなかった。

舞奈は、きゅんとした胸を押さえ、微笑む。

新しい大河の一面。

それだけで、大河に近づけたような気がして、嬉しくなる。

(先生、大好き)

舞奈は口に出さず、心の中で呟き、窓の外を見る。

景色を確認すると、後10分程で家の近くにたどりつく。

もう少し一緒にいたいな…

そんな思いを馳せ、舞奈は流れる景色を見詰めていた。



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