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その瞳に…
第23章 小さな秘め事
それともこのような二人が特別なのか…

情報を聞いていても、所詮高校生と侮っていたのを、大河は改めた。

「取り合えず、舞奈は好きになった人が凄く解りやすい」

絵麻は大河の質問に、答え始める。

「この子、好きになった人には、なんて言うか、他の人に向ける目が全然違うのね」

(そうだったの!?)

友人の言葉に、自分がそんなだったと知らされ、あんぐりと口を開ける。

「後は、先生の目付きも、うちらと舞奈見るとき違うし」

(マジか…)

大河は、絵麻の言葉に頭を抱えたくなった。

「あ、でもそれは多分他の人は解んないと思うよ。私は舞奈の事知ってるから、先生が好きなんだーって思って、自然と先生も観察してたから気がついただけ」

絵麻は、一応フォローをいれながら話す。

「後は、何となく確信したのが、こないだの文化祭」

ドキっと二人は鼓動を高鳴らせる。

まさか、準備室での行為がバレたのかと、焦り出す。

そんな二人を気にせず、絵麻は言葉を続けた。

「ほら、みーの彼氏が友達つれて来てたじゃん」

みーとは、二人の共通は友人、美和の事。

確かに、美和に彼氏と友人を紹介されたっけ、と舞奈は思い出す。



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