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その瞳に…
第24章 嫌悪と恐怖
舞奈は、絵麻の言葉に口ごもる。

確かに、大河の負担にこれ以上なりたくなくて、余計な心配をかけたくは無い。

それに、何て大河に言って良いのかも、解らずにいた。

「どうかしました?」

ふいに、階段下から声がかかる。

「先生…」

下から舞奈達を見上げながら、大河が階段を上がってきた。

「あ、いや…何も」

無い。と言おうとした舞奈の声を、絵麻が遮る。

「先生、調度良かった!」

「絵麻!」

舞奈は絵麻を止まるが、絵麻はそれを無視し、大河に話し始める。

「先生、昨日美和と話ししてた、渡辺って奴の事なんですけど…」

絵麻は、大河に昨日の放課後あった声を一通り話す。

「…なのに、心配かけたくないから、彼氏に話してないって言うんです!どう思います!」

その言葉に、大河は舞奈を見るが、舞奈は大河と視線を合わせない様に、俯いていた。

「確かに、心配かけたく無い気持ちは解りますが、けれど、何かあってからそれを知らされた彼氏は、傷付くと思いますよ」

あくまで、大河は教師として、舞奈に接するが、声音は何時もと少し違っていた。

舞奈は、そんな大河に、はい…と小さく頷く。

「それとも…話さなくても良い、と思う位の気持ちしか、相手には無いのかい?」

「そんな事!?」

その言葉に舞奈はばっと、顔を上げる。

そこには、少し悲しそうな大河の顔があり、舞奈はまた俯いてしまう。

「そんな事、無い、です…ちゃんと、大切で…大好きなんです」

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