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その瞳に…
第30章 SとM
 頭を固定され、無理矢理口の中を犯され、苦しさを覚えながらも、舞奈の体は絶頂を近づけさせていた。

 『支配されている』

 自由にならない身体、力強い大河の掌。

 それだけで、舞奈の体は喜び、先ほどまであまり気にならなかったローターの振動が、強さを増しているように感じる。

 「・・・っ舞奈、出すよ」

 「ん、ふぅ・・・」

 声が出せない舞奈は、大河に吐息だけで返事をする。

 その吐息を聞いた大河は、両手で頭を掴み、更に奥に腰を沈める。

 「っう!?・・・ん―――――――!!!!」

 ペニスを差し込まれた瞬間、喉の奥そこまで刺されたと思う位の苦しさに襲われ、目を見開いた舞奈は、その瞬間喉の奥に熱い液体が通るのを感じた。

 ドクドクと熱い液体が通るのが治まったのを感じると、大河のペニスは舞奈の口からズルリと引き抜かれる。

 「あ・・・はぁっあっ・・・はっ」

 苦しさから開放された舞奈は、頭を支えられたまま激しく呼吸する。

 「よく耐えたね。良い子だ」

 大河は掴んでいた手を離し、頭を優しく撫でる。

 舞奈は褒められた嬉しさが湧き上がるが、呼吸が整わず、声を出す事が出来ずにいた。

 「・・・?」

 何度か深呼吸をすると、舞奈はふと口の中に違和感を覚えた。

 (精液の味が、しない・・・?)

 いつもならば、口一杯に広がる苦さと独特の匂いが、一切していなかった。

 けれど、喉の奥には確かに熱い液体が通る感触がし、大河のペニスも硬さが無くなっている。

 「ご主人様・・・味が・・・」

 疑問に思った舞奈は、大河を見上げ問いかけるが、どう言って良いか解らず中途半端になってしまう。

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