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その瞳に…
第30章 SとM
 なんとか立ち上がった舞奈は、体を大河に向け見上げる。

 ゆっくりとしたその姿に、大河は舞奈に悟られないよう、喉をならし舞奈の後ろに移動する。

 「足を開きなさい。ああ、それ位で良い」

 大河は開かれた足の間に腕を通し、垂れ下がる鎖を掴み一気に引き上げる。

 「ひぁっ!?」

 鎖のせいでローターが食い込み、舞奈はビクンと体を強く反応させ、ブルっと体を震わせる。

 大河は、ローターの振動を微弱に設定し、起動し、後ろから舞奈の耳元で囁いた。

 「さあ、このままベッドまで歩きなさい」

 「っ・・・」

 ローターと食い込む感触に力が抜けてきているが、それでも舞奈はコクンと頷き小さく一歩を踏み出す。

 「っあ!」

 踏み出した瞬間、鎖が食い込み、敏感になったクリトリスにローターが食い込む。

 快感に足がガクガクと振るえ、崩れ落ちそうになるが、それでも舞奈はまた一歩踏み出した。

 「はぁっあ・・・はぁっ」

 一歩踏み出す度に、振動するローターが食い込み、強い快感を与える。

 距離としてはたかが2m弱の距離。

 普通に歩けば3歩程でたどりつくベッドが、とても遠く感じる。

 ふらふらと進む舞奈に、ベシンと尻に衝撃が走る。

 「あぁ!?」

 叩かれた尻は、ジンジンと痺れを起こすが、その痛みに舞奈は心の中に小さな火を灯す。

 また一歩、舞奈が踏み出すと、ベシンと反対の尻に衝撃が走る。

 「はぁっ!」

 一歩進むために、尻を叩かれ、鎖を引かれる。

 痛みはすでに快楽に変わり、ローターの振動に合わせて快感は倍になる。

 やっとベッドにたどり着くと、大河から鎖を離され、力が入らなくなっていた体は、ドサリと倒れこんだ。

 
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